「犯罪特区COLD BRAIN」とPsychopathy(1/15)

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反社会性パーソナリティ障害の定義―Psychopathy に最も近いとされる精神医学上の定義―

”15歳以降に起きる他人の諸権利の無視ないし侵害の広範なパターンで以下の七つの基準のうち三基準以上を満たす。”

①社会的規範への不適合

②無責任

③人をだます

④他人の幸福への無関心

⑤無鉄砲、無頓着

⑥計画が立てられない

⑦容易く怒り、攻撃性をもつ

出典:(”精神疾患の診断・統計マニュアル”、DSM)

「サイコパス・インサイド」(ジェームス・ファロン著)より

――――――――

どもーこんばんは。

あれ、いつもと違う始まりじゃん? と思った方がいらしたら、すごいです。

上記の定義は、わたしが拙作「犯罪特区COLD BRAIN」を書くにあたり、精神医学、脳神経科学の面で参考にした書籍、「The Psychopath Inside」(ジェームス・ファロン著、影山任佐・訳、これは素晴らしい本です。精神医学、特に精神病質(psychopath)に興味がある方には是非とも手に取っていただきたいです)の冒頭に出てきます。

サイコパスというと「羊たちの沈黙」のレクター博士が連想されるんじゃないかなと思うんですが、実際はどうなんだろうと思ったことはありませんか。

ヘアテスト(拙作内で登場するPCL-R診断の別名)で一定以上の点数を取る人は、本当に皆レクター博士のように高い知能を持ちながら人食行為や猟奇的な犯罪へと進んでゆくのだろうか、とか。

三年前に書いた「ZERO」という拙作をご存知の方にはよくわかるかと思うのですが、あの話を書いた時から悪意のない殺意を考え続けてきました。なんでしょうね、こう、いくらフィクションだとしてもしっくりとこなかったんです。ZEROの犯人がなぜ、あのような連続殺人を行ったのか、無邪気な殺意をなぜ抱いたのか。

例えば参考にした「悪の遺伝子」(バーバラ・オークレイ著、どちらかというとこちらは心理学的なアプローチのように思いますが)などでは、生まれながらの悪魔という表現が登場します。

確かに、そういうケースも現実にあるのかもしれません。ですが、なにかこう、”先天的だから”で片づけるのは、しっくりこなかった。どの殺人事件を描いても、犯人を描くときはいつも同じポイントで壁にあたっていました。動機なき殺意。そもそも善悪の判断はいつ、生まれるんだろう、などなど。

その道の専門家ではありませんし、あくまでも私が描いた異能者・コールドブレインという存在はフィクションです。が、参考とした本が教えてくれた脳の構造パターンや遺伝子の特徴という研究はもやもやとわからなかった靄の中に、光をくれました。

サイコパスっていう診断名は精神医学には存在しない、とかね。

色々と目から鱗がぼろぼろ落下でした。

(この系の本って、本当にお値段が高くってですね……胃と財布が痛くなりながら買っております……もうちょっとお安くならないかしら……てか電書化しないかなあ)

えっと、拙作コールドブレインは精神病質という、非常に出だしから読者を選ぶような内容ですが、テーマは最後まで「ヒトとして生きる」ことに繋がっております。(少々の死体に目をつぶっていただければ……あはは)

謎解き、殺人事件、ミステリー、推理、見えない犯人。(恋愛もありますね)色々な面で新しく試みた作品でもあります。

最後までお読みいただいた皆様、心よりお礼を申し上げます。励ましのお言葉や暖かいメッセージをありがとうございます。

そして新作セレクションに選んでいただいたエブリスタさま、本当にありがとうございます。

次回は、「ハカモリ心療所」に関してブログりますよー。

おやすみでございますヾ(*´∀`*)ノ

 

 

 

 

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