ハカモリ心療所 Amazon KDPにて発売スタート

こんばんはー!
エブリスタで連載しておりました、ハカモリ心療所をこのたびAmazon KDPにて発売いたしました。
ハカモリ心療所
―生きる命が、僕に教えてくれた―
奏ちよこ
大学病院を辞めた小児科医の先生が主人公のお話です。
医療従事者でもない私が、なぜこの話を描こうと思い当たったか。それは私が中学のころに入院した、小児科病棟で見たこどもたちの姿があったからです。
遊びたい盛りの小学生や園児が、大勢いました。
小児科病棟に入院された身内のかたが居られればわかるかと思うのですが、小児科の入院患者さんにはオヤツが出るんですね。
病院の食事はちょっと……という印象があるかと思いますが、このオヤツはなかなかに嬉しいものでした。
当時は既に子供の中でも最年長クラスの私でも、このオヤツの存在は本当にうれしかった。そんな中、オヤツの時間になると、小さな入院中の子供が遊びにくるように。
まだ六歳かそこらの女の子で、折り紙やろうーとか、本読んで―とか、そんな風にして遊んでいたのです。
その子から、院内学級の話や色んな話を聞きました。
長らく入院する子供たちの中には、具合がわるくなると院内学級にも出れなくなる子がいる、と。今週は○○ちゃんが来ていない。とかね。
そして、お父さんやお母さんが病室に来ていない間を、どうやって過ごしているのか、とか。たくさんおしゃべりをしました。そのうちに他のおともだちも紹介してくれました。折り鶴をくれたことも、幾度もありました。
さみしいのだろう、と私は思いましたし、やはり寂しかっただろうと思います。けれど、あの子たちは……明るかった。私よりも小さな子供たちなのに、とても明るかったんです。
本当に、底抜けに。
ランドセルを楽しみにしている幼稚園児の子供もいました。
早く元気になってサッカーがしたい、と言う男の子もいました。
呼吸器と一緒の子供も、いました。
大人になりかけだった私は、正直に驚いたんです。
彼らの明るさに、本当に驚いた。そして彼らの、出会った子供たちの笑顔がずっと頭の隅に残りました。
病気は、体を病みます。けれど、彼らの心は病気なんかには立ち入れないくらいに健康で明るかった。
物書きを始めたとき、いつか描けるようになったら書きたいと思っていたのは、彼らの物語でした。
この「ハカモリ心療所」と、「トラブルキス」は、あの時期の体験があってこその物語です。
笑顔で生きること、今という時間が明日をつなぐこと。
どうかこの物語が、欠片でも彼らの笑顔を伝えられますように。
ステキな表紙をくださった偽尾白氏に、深くお礼を申し上げます。
以下、内容のご紹介です。
――――――――――――――
大学病院を辞めた幕内守は、小児外科医。
市井の医師として歩み始めるが、前途は多難である。
借り受けた診療所は元接骨院で、ぼろぼろ。補修どころの騒ぎじゃない上に、表の道からは人間一人が通行するのがやっとの細い私道しかない。
隣の駄菓子屋は接骨院時代には「通路兼待合室替わり」に使わせてくれていたと怪しげな不動産屋は言うが――――
駄菓子屋の婆さんは、大の医者嫌いだった。
幕内(まくうち)というめでたい名前なのに「ハカモリ」と呼ばれる守は、絡んだ糸をほぐすように少しずつ周囲と、そして患者と向き合ってゆく。死にかけた子猫
心に傷を負う、少女
歪んだ精神から他者を傷つける人
医者と病院を嫌う人
治らない難病に心を病む人

そして……
大災害が、街を襲う。

「ハカモリ先生、患者さんです」

心と体に寄り添います。
ハカモリ心療所へ、ようこそ――――

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